こちらのページではSOの自社取得・消却・消滅・名義書換の概要と操作方法についてご説明いたします。
目次
①SOの自社取得(自己新株予約権としての取得)
自社取得(自己新株予約権としての取得)とは、過去に発行し、付与したSOを退職等により会社自身が取得することです。(詳細については、自社の取得条項をご確認ください。)
1.自社取得は「SO管理画面」>「回次別SO一覧」で対象のSOを選択 >「付与者一覧」>取得元の「・・・」にカーソルを合わせ「自社が取得」を押下します。
2.ストックオプションの自社取得の入力欄に情報を入力します。入力内容が正しく入力されていることを確認し「実行」をクリックします。
3.自社取得の記録は「SO管理画面」>「回次別SO一覧」から対象のSOを選択>履歴から確認できます。
4.SOの自社取得を行うと「新株予約権原簿」に自社情報が追加され、自己新株予約権として手続き履歴を参照することができます。
②SOの消却(自己新株予約権の消却)
取得した新株予約権(自己新株予約権)は、取締役会の決議で消却することが可能です。
1.SOの消却は「SO管理画面」>「回次別SO一覧」で対象のSOを選択 >「付与者一覧」>取得元の「・・・」にカーソルを合わせ「SOの消却」を押下します。
2.SO消却時に入力する情報を入力し、「実行」を押下することでSOの消却が実行されます。
※自社が取得したSO(自己新株予約権)の消却は取締役会の決議が必要となります。※消却した場合は、変更登記が必要となりますので、ご留意ください。
3.SOの消却の履歴は、「SO管理画面」>「回次別SO一覧」から対象のSOを選択>履歴から確認できます。
③SOの消滅
付与者が退職等でSOの権利を失ってしまった場合、かつ、当該SOを自社取得しない場合は消滅の手続きを行う必要があります。
1.SOの消滅は「SO管理画面」>「回次別SO一覧」で対象のSOを選択 >「付与者一覧」>取得元の「・・・」にカーソルを合わせ「SOの消滅」を押下します。
2.SO消滅時に入力する情報を入力し、「実行」を押下することでSOの消滅が実行されます
※消滅した場合は、変更登記が必要となりますので、ご留意ください。
3.SOの消滅の履歴は「SO管理画面」>「回次別SO一覧」から対象のSOを選択>履歴から確認できます。
④名義書換(譲渡)
名義書換とは、付与したストックオプションを何らかの理由で譲渡・相続するときに付与者を変更するために行う手続きです。(税制適格ストックオプションの場合は、税制適格として認められるための要件として譲渡が禁止されていますので、ご留意ください。)
1.SOの名義書換は「SO管理画面」>「回次別SO一覧」で対象のSOを選択 >「付与者一覧」>取得元の「・・・」にカーソルを合わせ「名義の書き換え」を押下します。
2.情報を入力・選択します。
正しく入力されていることを確認して「つぎへ」を押下します。
3.「新規登録」または「登録済みの株主、新株予約権者の情報から登録」を選択します。
後者を選択する場合は、登録する付与者から対象者を選択します。
【ご注意事項】
既に株主名簿/新株予約権原簿に登録されている付与者に名義書き換えする場合は「登録済みの株主、新株予約権者の情報から登録」を選択ください。「新規登録」より登録してしまうと、FUNDOOR上に正しくデータが保存されません。(付与者情報は名寄せされずに重複して登録されます)。
4.基本情報を入力・選択します。
5.付与者の属性情報を入力・選択します。
※属性情報の入力が不要な場合は、本操作はスキップできます。
6.付与者情報を入力・選択します。
7.入力した情報が正しく反映されていることを確認し、「登録完了」をクリックすると、実行されます。
8.名義書換の履歴は、「SO管理画面」>「回次別SO一覧」から対象のSOを選択>履歴から確認できます。
⑤SOの付与者毎一括異動登録
付与者が退職等で権利を失った場合、付与者毎に複数の新株予約権を纏めて異動登録することができます。
1.SOの一括異動登録は「SO管理画面」の付与者一覧で対象者の「・・・」にカーソルを合わせ「異動情報の一括登録」を押下します。
2.SOの異動内容を選択し、対象の新株予約権の種類を選択してください。
相続や譲渡等による名義書き換えの場合は、複数の新株予約権を同時に操作が行えないため、一つずつ操作を行ってください。
3.異動になる日付と個数、事由を入力し、「実行」を押下することでSOの異動登録が実行されます。
⑥登録した自社取得・消却・消滅・名義書換の内容を削除(修正)する方法
以下のページをご覧ください。
以上になります。
ご不明点がある場合、FUNDOOR画面右下のチャットよりお問い合わせください。